瀬戸秀紀@IMSS, KEK

中性子スピンエコー法の基礎

中性子非弾性・準弾性散乱としては最高のエネルギー分解能を持つ中性子スピンエコー法(Neutron Spin Echo〜「NSE」と略します)は、結晶や磁性体から高分子、生体物質まで幅広い系の運動状態を精密に測る実験方法です。その中でも、特にソフトマターと言われる柔らかく複雑な物質系のゆっくりした運動を調べる手法としては、これ以外にないユニークな実験方法です。ここではこのNSEの原理と方法、解析手法の基礎について分かりやすく説明します。

1.1 中性子散乱とは

1.2 中性子非弾性散乱

2.1 中性子スピンエコーの特徴

2.2 中性子スピンエコーの原理

3.1 NSEの装置

3.2 世界のNSE分光器

4.1 NSEデータの意味

4.2 NSEデータの解析

ページのトップへ戻る