超低速ミュオンとは

超低速ミュオンとは

超低速ミュオンとは、加速器から引き出した低速(表面)ミュオンからミュオニウム(ミュオンの周りを1個の電子が回っている原子のような状態。Muと表記)を生成した後、イオン化レーザーを照射(共鳴イオン化解離法)して電子を剥ぎ取ったミュオンです。生成されるMuはエネルギーが約0.2 eVまで低下しているので、再変換して得られるミュオンはとてもエネルギーが低く、超低速ミュオンと呼ばれています。

超低速ミュオン