平成22年度前期 超弦理論 I シラバス

講義名   超弦理論 I

開講学期  前期

単位数   2

担当教員  溝口 俊弥

講義のねらい
 素粒子の相互作用を重力をも含んだ形で統一すると考えられている超弦理論の基礎知識を習得し、特にその次元、対称性などの唯一性と、奇跡的とも言えるその無矛盾性について理解する。

講義計画
 基本的には、Polchinski:“String Theory”, Vol.1,2 に沿ってトピックスを選びながら講義を行なう。内容は Chap.1,2,3,4,8,10,11,12 に対応する話題をそれぞれ1回か2回にわたって解説し、余裕があれば Chap.13 以降または/および Green, Schwarz,Witten: “Superstring Theory”,Vol.2 のいくつかの話題についても講義を行なう。

成績評価
 出席とレポートにより評価する。
テキスト等
 Polchinski:“String Theory Vol.1,2” だが、必ずしも本自体を持って来る必要はなく、授業内で閉じたものにする予定。
履修の条件
 場の理論を習得していること。また簡単な複素関数論の知識も必要になり、一般相対論の知識も少しあったほうが望ましいが、なくても受講者にあわせて随時対応する。