試料情報とrun numbers

sample info file

試料の組成、断面積、形状を入力値として指定する必要がある。

g-SiO2-rod(2002/4/14)
0.06622 0.43 5.0 2.4 43
2
Si 0.415071 0.004  0.09510    0.3333
O  0.5805   0.000  0.0001056  0.6667
0.07208  0.405 5.0 2.4 0.405 2.0 0.41 40 42
1
V -0.03824 5.08  2.82    1.0
0.068564 0.43 0.44 2.0 44
5.106 2.8275
説明:
  • タイトル(任意の文字)

  • 嵩密度(1/angstrom3) 試料半径 (cm) 試料高さ (cm)(多重散乱用) 試料測定時ビーム高さ (cm) 自己吸収計算時の分割数

  • 組成数

  • 試料構成元素名 散乱長b (10-12cm) 非干渉性散乱断面積 (10-24cm) 吸収断面積 @ 1 angstrom (10-24cm) 原子比率

  • 標準試料の嵩密度 標準試料半径 (cm) 標準試料高さ (cm) 標準試料測定時ビーム高さ (cm)

  • 標準試料組成数

  • 標準試料元素名 散乱長b (10-12cm) 非干渉性散乱断面積 (10-24cm) 吸収断面積 @ 1 angstrom (10-24cm) 原子比率

  • 試料セルの嵩密度 試料セル内径 (cm) 試料セル外径 (cm) 試料セル測定時ビーム高さ (cm)

  • 試料セルの全散乱断面積 試料セルの吸収断面積

散乱長や断面積の数値については、NOVAグループが配布するエクセルファイル、もしくはNISTのホームページ 1 を参照。

吸収断面積として、数値ではなくテキストデータのファイル名を記載すると、そのデータをもとに吸収断面積の波長依存性をinterpolateして使うことができる。

AgxGeSe3(1-x) x=0.565
0.02058  0.29 2.0 0.29 2.0 0.30 29 30
3
Ag 0.5822 0.58  Ag109_abs.txt    0.2451
Ge 0.8185 0.18  1.222    0.1887
Se 0.797  0.32  6.5      0.5662

Ag109_abs.txtの中身

E(MeV)  mcnp/Ag-109:27
1e-11  4521.775720759
1.154357e-11  4208.690644814
1.308715e-11  3952.741901804
1.617431e-11  3555.627348938
1.926146e-11  3258.319887148
2.234862e-11  3024.980928843
2.543577e-11  2835.532690316
2.852293e-11  2677.743523514
3.469725e-11  2427.940830677
......

注釈

Agについては、まだ満足できる補正が出来ていない。 Smについては、新潟大丸山さんが成功している 2

run number file

homepath : ./
sample info : 10708.in
sample run   : 10708 : 2145921053
empty  run   : 10704 : 2126837868
vanadium run : 10706 : 3920793193
cell run     :
説明:
  • 出力ファイルの出力先

  • sample info file名(現在は使用していない)

  • 試料のrun number。コロン区切りで数値を記載すると、規格化定数として使用できる。

  • 以下、同様

  • cell runだけは指定しないことが可能。例えば、SiO2ガラスのムク棒(rod)。

拡張子は、.rnとする

1

https://www.ncnr.nist.gov/resources/n-lengths/

2

Maruyama, K., Arai, Y., Sato, S., Sanada, M., Otomo, T., Suzuya, K., Itoh, K., Neutron Diffraction Study of Isotope Enriched Glassy Sm4Ti9O24, JPS Conference Proceedings, 8, 031007 (2015).