Vaio type G (PCG-5E1N) + Fedora Core 6 メモ


背景

Let's noteからVaio type Gに乗り換え、Vine Linux 4.1で 快適に使えている。(Vaio+Vine) しかしながら、外部ディスプレイ出力ができず困っていた。 ところが、Fedora Core 6 + i855crtで可能という話を聞き付けたので、 Fedora Coreをインストールすることに。 (ちなみに、Fedora 7がすでに出ていて、そちらでも大丈夫と思われる。 ただし、サスペンド機能がデフォルトで動かなかったのでやめた。)

Install+setup

Rescue CDを作成し、CDを起動すると boot: のプロンプトが出る。 ここで、linuxと打つと ネットワークインストールが可能になる。 (ftp-install: ftp.riken.jp : /Linux/fedora/core/6/os)

Vistaの再インストールを簡単に行うため、 Grubからのwin, linuxの切替えをやめる、 Vistaのブートプログラムを使用して win, linuxの切替えをすることに。 詳しくはこちら

Install時のlinux:Grubの設定
GRUBのインストール画面
[高度なブートローダオプションの設定] にチェック
ブートローダの記録をインストールする場所
[/dev/hda5 ブートパーティションの最初のセクタ] を選択

インストール後
Rescue CD起動し、ブートローダの記録?のファイルを作る。
#dd if=/dev/hda5 of=fedora.bin bs=512 count=1
出来たファイルはsftpで取り出し、windows側(C:\fedora.bin)へ。

Windows(Vista)側の設定
コマンドプロンプトを管理者モードで起動
[スタート] ボタンを押して、[すべてのプログラム] - [アクセサリ] -[コマンドプロンプト]を右クリックし、[管理者として実行...] をクリックします。
# bcdedit /copy {ntldr} /d "Fedora Core 6"
以下の{}の中身は、上のコマンドで決まるエントリを入れること。
# bcdedit /set {7435d9c3-38e0-11dc-925b-0019c19bc70a} device partition=C:
# bcdedit /set {7435d9c3-38e0-11dc-925b-0019c19bc70a} path \fedora.bin
# bcdedit /displayorder {7435d9c3-38e0-11dc-925b-0019c19bc70a} /addlast
これで電源ボタンを押せば、デフォルトでLinux側が立ち上がる。

softは apt-getでなくyumでインストール。
yum -y update
yum install 'tetex*' 'VFlib*'
yum install gnuplot emacs
ソフトは、例によってなかなか欲しいものが見付けられない...。 thunderbird2動かないし...。 (このあたりは、Vineの方がラクですね。)

CtrlとCapslock の切替は、ハードで行えることがわかったので 今回はそちらで。

Wireless LAN

無線LANの設定は、Fedora Core 6ではrpmが用意されていたが、 kernel, lib等のバージョンの違いで簡単に入らなそう。 Vineのときと同じく設定。

外部ディスプレイ出力(CRT OUT)

http://sourceforge.net/projects/i855crt が動くように、 i855crt.c,i855crt.hを書き換えたりしていたが、 実は、ケーブルを指すと自動的に表示された。 (感動。Fedora Core: ソフトはイマイチだが、 ハードウェアのサポートはいいねぇ。)

サスペンド

Windowsに出来て、Linuxでは大変そうでずっと使っていなかった 機能。 FC6を入れたら、コマンドがデフォルトで存在し、使ったら 立ち下げ、起動の速いこと。これまた感動。 ただし、FC7にしたら、デフォルトで動かず。 apmdあたりをなんとかすればいいのだろうが....。
nakao@iiyo.phys.tohoku.ac.jp