概要

NOVAの解析は、以下の手順で行う。

  • イベントデータのヒストグラミング(ピクセル毎にTOFヒストグラムを作成)

  • ピクセルデータのマージ(1st merge)

  • マージしたデータの補正

  • ベースラインの補正

  • 異なるバンクのデータのマージ(2nd merge)

  • Fourier変換

  • 構造モデリング・最適化

1st mergeまでは、NOVAのサーバーを用いて、実験中(MLF滞在中)に行うことが半自動で可能である。 特殊な補正が必要ない場合には、Fourier変換まで実験中に行うことが可能である。

補正では、Manyo-lib、空蝉などのMLF標準ソフトウエアに対応したPythonソフトウエアであるnvaSq.pyを使用する。 nvaSqでは、誤差伝搬やrebinなどをManyo-lib用いて行っており、Manyo-libのインストールが必要である。

2nd mergeおよびFourier変換は、nvaGr.pyで行う。nvaGr.pyは、nvaSq.pyからの出力を使用するが、 テキストデータに対応しており、Manyo-lib無しでも実行可能にしている。

構造モデリング・最適化は、Z-code、PDF gui、RMC++、RCMprofile、EPSR用のテキストデータを出力し、これらのソフトウエアを使って行う。

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