KEK公開講座「J-PARCが拓く物質の起源と成り立ち」での
一般向けの講演(40min+質疑20min)です。
いろいろな方と相談して内容を構成しましたが、
結局のところ
「ストレンジネス(奇妙さ)」の説明で終わっています。
(CP対称性の破れ、パリティの破れはおろか associated production すら説明していません。)
第10回KEKサマーチャレンジの東海ツアーのイントロダクションとして
ハドロン実験施設の紹介をしました。
サマーチャレンジで曲がりなりにも講師を務めるのは初めてです。
この日は台風が来たため、ツアーも途中で終わってしまいました。
15分だったので、「ビームライン」と「ハドロン」の説明をしたところで終わってしまい、
実験や物理の話までたどりつけませんでした。
この講義はその後も毎年(2017、2018、2019)行なっています。
母校の高等学校の一年生二年生40名を対象に、霧箱の実習(一時間)と関連する授業(二時間)を行いました。
授業の内容は 1) 霧箱の「物理」 2) 素粒子を"見る" 3) 高校の物理から素粒子物理へ で、
いつものことですが準備した内容を全部話できていません。
いまの高校理科の物理のカリキュラムでは
最初の「物理基礎」という科目で、
エネルギー(スカラー量)の保存を学ぶけれども運動量(ベクトル量)の保存は学ばない、
原子と光を学んでいないのに原子核が出す放射線は学ぶことになっています。
ロジカルな展開には全くなっていません。
”エネルギー重視”の展開には何か深い意図があるのでしょうか?
運動量の保存を学んでいない生徒に素粒子実験を説明するのは難しいです。
2018年11月にも母校で同じ実習と授業を行いました。
茨城県東海村の大強度陽子加速器施設J-PARCが完成し、30GeVの陽子ビームを用いた新しい素粒子原子核実験が始まる。
本セミナーでは、ハドロン実験施設で準備中の中性K中間子稀崩壊実験(E14 KOTO実験)を紹介し、
陽子加速器の固定標的実験で何がわかるのか、それは素粒子物理の最前線の課題とどう密接に関わるのか、
について基礎的なレベルからわかりやすく説明したい。
また、ヨーロッパや米国のK中間子崩壊実験の現状(は、時間がなくてやれなかった)や
J-PARC復旧の最新状況についても報告する。
[九州大学素粒子実験研究室
での素粒子実験セミナー]
--> 「K中間子崩壊の物理への入門」と「J-PARC E14 KOTO実験の紹介」の二兎を追ったのはよくなかった。
スタンダードなセミナーをどうやるべきか考えないと....
学部学生を対象に
J-PARCでのK中間子崩壊実験を紹介した。
[東京理科大学の学部学生のJ-PARC見学ツアーの中での講義、学部三・四年生向け]
This is a seminar-style lecture, for 90 minutes, in English.
[at 2nd France Asia Particle Physics School (FAPPS09), to graduate students and postdocs]
J-PARCで行う中性K中間子稀崩壊の研究が素粒子原子核物理の中で持つ意義について論じたいと思います。
実験の技術的詳細には立ち入りません。
[KEK素核研金茶会での講演、同じ分野の研究者に向けたインフォーマルトーク]
大強度陽子加速器施設J-PARCがもうすぐ完成し、
30GeVの陽子ビームを用いた新しい素粒子実験が始まる。
陽子加速器ではどんな実験ができてどのような事がわかるのか、
それらは素粒子物理学の最前線の課題とどう密接にかかわるのかを、
この講義では基礎的なレベルからわかりやすく説明したい。
実験技術(加速器、ビーム、測定器)と
フレーバー物理(ニュートリノ振動、K中間子崩壊、ミューオン変換)を題材とするが、
できるだけ広い視野に立ち、
これまで行われた代表的な実験例、 衝突型加速器の実験との違い、
最近の講義や教科書では省略されがちな基礎概念なども取り上げながら講義します。
[2008年原子核三者若手夏の学校
高エネルギーパート
での講義、大学院修士1年生向け]
加速器を用いた素粒子物理実験の紹介。
[専修大学自然科学研究所
第11回公開講演会「素粒子と大宇宙」での45分講演、一般向け]
--> 私自身初めての一般向け講演でしたが、
経験不足、修行不足を痛感させられました。
(ニュートリノ振動実験とBファクトリー実験の両方を紹介するのは
無理なのだろうか....)
固定標的実験を題材にした実験素粒子物理学への入門講義。
今年度はトピックスを 電子陽子散乱実験 のみに絞って
講義した。
[総合研究大学院大学 高エネルギー加速器科学研究科 共通科目
「高エネルギー加速器科学セミナー I」講義
("素粒子原子核物理学実験導入(3コマ)"の二コマ目)、大学院生向け]
フレーバー物理を題材とした素粒子物理学の実験への入門講義。
素粒子の弱い相互作用によって起こるK/D/B中間子やミュー/タウレプトンの
崩壊、振動、対称性の破れなどの現象と、それらを研究する実験手法について解説する。
(ニュートリノ振動は詳しく扱わない。)
[東京工業大学 COE21「量子ナノ物理学」特別コース
COE量子ナノ物理学特別講義 第十七、大学院修士1年生向け]
陽子加速器での固定標的実験に用いられるビームラインについての入門講義。
(スライドの題材の多くは、KEK素粒子原子核研究所ビームチャンネルグループの方に
提供して頂きました。)
[KEKの「加速器科学総合支援事業・大学等連携支援事業」の一貫として
茨城大学理学部で行われている
オムニバス講義「加速器科学の基礎II」の中の2コマ、
学部三・四年生向け]
固定標的実験を題材にした実験素粒子物理学への入門講義。
トピックスとして 電子陽子散乱実験 と 中性K中間子崩壊実験
を取り上げて講義した。
[総合研究大学院大学 高エネルギー加速器科学研究科 共通科目
「高エネルギー加速器科学セミナー I」講義
("素粒子原子核物理学実験導入(3コマ)"の二コマ目)、大学院生向け]
学部4年生程度を対象に"素粒子物理の予備知識を仮定しないで"
30分間でK中間子、ニュートリノ、ミュオンの実験を紹介せよ、という
無理難題に挑んだ。
[総合研究大学院大学 夏期実習課題「J-PARCの建設施設見学と目指す科学」
の中での講義、学部四年生向け]
--> K0-K0bar振動とニュートリノ振動を強引に関連づけて物理の話をしようとしたが、
限られた時間内では無理であった。
K0-K0bar振動は
スキップして講義するほうが良いと思われる
[改定版]。
より分かりやすい講義の仕方を現在開発中。
K中間子物理への入門講義
(ただし、FCNCの話題が中心で CP violationをきちんと説明していない)。
[東京工業大学 大学院理工学研究科 基礎物理学セミナー、大学院生向け]
新聞や雑誌に出た書評が的外れなのに義憤を感じて書きました。良い本なので、多くの方に読んで頂きたいです。
[
日本物理学会誌2009年1月号「新著紹介」記事]
KEK Annual Report 2007 vol.1 pp.35-36 に "Research Highlights"の一つとして掲載されています。
日本物理学会誌2008年11月号に掲載された解説記事の補遺として書きました。
[日本物理学会ホームページの「最近の物理トピックス」記事だったのですが、
リンクが切れているので、PDF fileを置きました。]
K中間子の稀崩壊実験についての紹介です。
[KEKホームページNews@KEKの記事、一般向け]
大学院上級者向けに行ったゼミ。