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GRACEを使ったリニアコライダーにおけるヒッグス粒子探索

GRACEでは、電弱相互作用の完全な1-ループ計算が可能となったので、国際共同 研究のもとで、平成15年度より、 リニアコライダーにおけるヒッグス粒子探索にお いて、重要な物理過程の1ループ補正計算を行ってきた ( )。 平成16年度には、 Fusionを含む とい うプロセスを完全計算を行い、論文に発表した。現在はヒッグス粒子の自己結合 の測定するのに尤も重要なプロセス の1ループの完全計算を遂行しており、 共同研究者が平成17年3月の国際会議において完全計算を公表した。 またループ積分の5点、6点の計算方法については、二種類のアルゴリズム 方法で検査できるようにしており、この分野において 世界最前線を維持している。

平成17年度は、 についての論文を完成させると共に、 ツリーの高速化技法を持ちいて、リニアコライダーにおけるヒッグス粒子探索 に関わるバックグラウンドプロセスを系統的に調査研究を進めていく予定である。



Computing Research Center, 2005