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電子メイルとプライバシー

part 2

昨今のインターネットのセキュリティ状況からすると、もう 「Eメイルが盗聴されるか」 といったレベルでなくなってしまいました。
世の中では、情報漏洩対策、ビールス対策、スパム対策と称して 「電子メールの送受信記録の保存と、内容のフィルタリングを 行なう電子メールの情報漏えい対策ソリューション」 を導入するのが当然、導入しなければセキュリティ対策をしていない組織 といった方向に急速に流れています。
昔 SF 小説に監視社会がテーマになったものがありましたが、まさにそこに向かって進んでいるような気がします。

Eメイルが他人に読まれないようにするには、暗号化するしかない、逆に暗号化していないものは確実に複数の人の目に触れていると考えざるを得ないと思います。

最近私は、MS word あるいは PDF ファイルにパスワードをかけて交換しています。暗号化が簡単できるからです。しかし、やる気になれば暗号解読が簡単にできてしまうと思っています。意識的に暗号解読しなければできないということで、日常的な意味での保護にはなるでしょう。全く調べていないので直感的な話ですが、甘いパスワードではその目的すら果たせないので、それなりに「良いパスワード」といわれているような凝った文字列であることは必要とおもいます。