First step for Linux
First step for Linux
Last update: 2002/6/26
Since: 2002/6/26
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-- Linux
- どのディストリビューションを選ぶか
Linux を始めようという人に、どのディストリビューションを選んだらよいかと、良く聞かれる。
その時に、RedHat の最新版を勧めている。理由は、最も多くの人が使っているだろうからである。多くの場合質問者はこの答えに納得する。
私は RedHat, Turbo, Vine を使っている。それぞれ特徴があり、サポート範囲が異なるので、必要な機能がサポートされているディストリビューションを探して使っている。例えば、以下のような経験がある。
- ThinkPad X20 に Turbo Linux 4.2J をインストールしていたら、途中で画面が真っ黒になってしまった。Turbo Linux 6.0J に変えても同様だった。そこで RedHat7.0J をインストールしてみたら問題なく終了した。それまでは主として Turbo を使っていたが ThinkPad X20 では RedHat を使い続けている。
ThinkPad X20 で Linux が問題なくインストールできることが確認できたので、その後外部モニターを接続して、Turbo Linux 6.0J のインストールを行なった。この時は、外部モニターのみならず、ThinkPad の画面にも出力が表示された。 (2001/x)
- 古い MintPC 590d に RedHat7.2J をインストールしたが、ネットワークカードが検出されず、また XF86 の設定がうまくできない。試しに Turbo Linux 3.0J をインストールしたらうまくいった。(2002/6)
- MintPC 6450t に液晶ディスプレイ Hitachi DT33153A を接続して、RedHat6.0J をインストールした時に、XF86 の設定がうまくできなかった。
Vine1.1では成功した。Vine で設定された値を参考にして RedHat6.0J の設定を行ない成功した。(2000/8)
私の感想では、それぞれのディストリビューションの特徴は以下のようなことである。
- RedHat は
- Turbo は
- Vine は日本語環境や日本製のデバイスのサポートに力を入れているという特徴がある。
インストールして、新しいデバイスをつなぐことに興味なく、そのまま使っていて支障ないという場合には、それでよい。OS の設定に無駄な労力を費やす必要がない。
しかし、新しいデバイスを使いたくなることや、バージョン(+ディストリビューション, 以下同)に依存するソフトウエアを使うこともあるならば、複数のバージョンを試せる環境を持っていた方が良いだろう。これは全く同じハードウエア構成でなくても良い。1台の PC しかない場合には、マルチブートの環境でもよい。そして、あるバージョンを使いながら新しいバージョンを試したり、2つのバージョンの設定を比較できると便利である。