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ユーザ環境

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  1. 概要
  2. stty コマンドによる端末環境の設定.
    .cshrc, .login, .profile によるシェル環境.
    .xinitrc や .Xresources などによる X 環境 . ==> X11R5 を参照のこと
    .mailrc, .forward, .vacation.* によるメイル環境. ==> メイル を参照のこと
    .exrc などプログラムに固有の環境設定. ==> vi を参照のこと
    .rhosts, .netrc によるネットワーク環境. ==> リモートアクセス を参照のこと


  3. cygwin での 設定ファイル
  4. .profile
    .inputrc
    bash: .bashrc / .bash_profile
    X11: .xinitrc / .Xdefaults / .Xresources / .Xmodmap / .twmrc
    vi: .viminfo


  5. 割と標準的なシェル環境のパラメータ
    1.  
    2. 環境変数 PATH C シェル変数と同一のものが設定される HOME C シェル変数と同一のものが設定される TERM C シェル変数と同一のものが設定される。 vi, more, top が参照する。 SHELL シェルのファイル名. vi, ex, mail が参照する. USER/LOGNAME HI-UX は LOGNAME. MANPATH man の検索パス setenv MANPATH '/usr/local/man:/usr/man' DISPLAY X ウインドウの, クライアントが画面を表示する端末 PRINTER 標準とするプリンタ名 LANG 使用する言語の別(ascii, EUC, SJIS) MAIL mail コマンドが使う。 JSERVER かな漢字変換プログラム(wnn, uum, emacs-egg)が動いているホスト名 EDITOR アプリケーション(mailx, vipw など)で使うスクリーンエディタ. TERMCAP TERM コードを調べるデータベース。標準は /etc/termcap   設定: % setenv symbol value 変数の表示: % setenv % env 環境変数の削除: % unsetenv symbol
    3. C シェル変数 -- シェルの内部だけで使われる変数 詳細は man で csh(1) を参照のこと。 path コマンドのサーチパス。Shell login 時に設定される。 home ホームディレクトリ。Shell login 時に設定される。 term Shell login 時に設定される。 history=# 記憶するコマンド数 savehist=# .history に書き出す行数 prompt=`hostname`'% ' filec ファイル名補完機能。 ignoreeof ^d で logout しない noclobber 上書き抑止 cdpath=path cd の検索パス 変数の表示: % set 変数の削除: % unset symbol

  6. 設定すると便利なもの
    1. rsh, xdm では .login が実行されないので, ほとんどは .cshrc で設定する.
       
    2. 環境変数 PAGER more か less か. man, mailx が参照する。 PRINTER 標準にするプリンタの名前
    3. C シェル変数 set filec        ファイル名の補完 esc:補完 ^D:一覧 unset autologout 自動的に logout しないようにする (92-09-24 馬渡氏)
    4. ファイル作成時のパーミッション umask nnn n=(0:rwx, 1:rw-, 2:r-x, 3:r--, 4:-wx, 5:-w-, 6:--x, 7:---)
    5. stty stty -a 設定状況の表示. stty -tostop Background job で, 端末に message を出力しない. stty tostop Background job で, 端末に message 出力時に program が停止する. stty erase ^h 一文字消去. (入力方法: ^h あるいは ^V Back Space ) stty intr ^c 割り込み stty susp ^z 一時停止
    6. tset ( iris の設定) : TERM 変数の設定
      set noglob
      eval `tset -rs -Q -m 'network:?vt100' -m 'unknown:?vt100'`
      unset noglob


  7. .cshrc, .login のデバッグ
  8. 変更した .cshrc および .login を直ちに有効にする。
    環境変数、シェル変数の設定および再設定が行なわれる。解除は行なわれない。


  9. トラブルの対処
  10. サブコマンドでの echo 表示されない ==> stty echo
    vi が表示サイズがおかしい ==> stty rows 24 columns 80
    vi が full screen にならない ==> TERM を vt100, xterm, kterm などにする.
    xdm で mwm の場合には、ルートメニューについて .cshrc が実行されていない。