概要
本研究は、電子・陽子(
)衝突における
粒子(重い中性ベクトル中間子)の排他的生成過程 ()の反応断面積を、
の重心系エネルギー約310ギガ電子ボルトにおいて、高統計のデータを用いて測定したものである。
ここで、
粒子はそのレプトン対崩壊モードにより同定した。 測定された
の断面積は、 より基本的な仮想光子・陽子()の全断面積に変換し、
仮想光子の仮想度 や
の重心系エネルギーに対する 振舞を調べた。 また、崩壊レプトンの角度分布より、生成された 粒子の偏極度も測定した。
そして、これらの結果と、レッジェ極理論や摂動論的量子色力学などの理論予想との定量的な比較を行った。
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