常圧高温装置
本装置は、BL-3A, BL-4C用に購入したものだが
BL-8Bで使用することも可能である。 マシンタイムとの都合がありますので
使用希望の際は、
装置担当者に相談して下さい。
温度範囲:300K-1000K
試料部は通常真空引きして使用する。希ガス雰囲気中でも使用経験有。
上流側のBe窓からの粉末散乱を取り除くため、サンプル部(3番めの図)は
2.5mmのピンホールを開けた50*10のSUS板を長さ5cm,径1/16のSUSのパイプに
取り付け、ピンホール部に試料を接着剤アロンセラミクスにより取りつけた。
電気炉には、パイプ部を差し込むことにより 取り付ける。(2番めの図)
その結果、4番めの図に示すように2θ方向に影が出来、
Beの散乱および バックグラウンドを落すことが出来ている。
写真撮影時には、300μmの石英ガラスのキャピラリーに試料を窒素ガス雰囲気中
で封入している。
回折系の裏からの配線は、熱電対2本、電源1本、真空ライン1本となっている。
(5番めの図)
設定温度の変更の仕方:
MODEキーを1回押す。すると 画面が変わり [MODE 0]の画面となる。
次に SELキーを1回押すと、[SET VALUE]画面となる。
ここで、>,∧,∨キーを使って望みの設定温度にセットする。
ENTキーを押すことによりその値が確定され、設定温度の変更が終了する。
後の細かい設定法などは、附属のマニュアルを見て下さい。
高エネルギー加速器研究機構
放射光実験施設
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