●56回年次大会(中央大学)託児室の報告
 
学会託児室世話人:筑本知子(国際超電導産業技術研究センター)、延與佳子(KEK)
3月27日〜30日に中央大学多摩校舎にて開催された年次会での託児室についての報告を簡単(でもないか)にまとめました。
今回は「学会から託児室世話人として認定され、世話人を中心に事務局と開催校の協力を仰ぎながら託児室を設置」という秋の新潟大学での年次会でのインフォーマルミーティングにて話し合って決めた体制での初めての託児室の設置となりましたが、おかげさまで内容的にも、体制的にも満足のいくものとなり、また大きな問題もおきず、関係者一同ほっとしております。
設置場所 中央大学多摩キャンパスの6号館4階の教室
期間 会期全日程(2001年3月27日〜30日の4日間)
設備  マット、ビデオ、ベビーベッド3、寝具2、電気ポット、その他教室の床がピータイルでしたので、安全面を考慮して、今回はジョイント式のウレタンマット(パズルのようになっているもの)を学会予算で20畳分ほど購入していただき、それを敷きました。とてもカラフルなので、子ども達も大喜びでした。部分的に世話人持参のキルトカバーを敷いてごろごろ寝られるようにしました。
 ビデオは教室の備品、電気ポットは物理学会の備品、ベビーベッド3台と寝具2組は八王子市内のベビットという業者からレンタルしました。また、シッター会社からおもちゃやビデオ等の無料レンタルがありました。
利用シッター会社 ファミリーサポート
利用状況 申込者(保護者):8人
利用者(子供)  :12人
平均利用者数:   6.5人/日(時間あたりの最大利用者数 9名(うち乳児3名))
平均シッター数: 2.5人/日
収支概要  [収入]
     学会補助:約12万+α円
  利用者負担:約10万円 (600円/時間/子供)
 [支出]
     シッター費:                    約20万
     レンタルベビーベッド、寝具:    約1.8万円
     その他(消耗品、送料、保険):
     ウレタンマット(学会保管荷物):約4万円
特筆すべき点
  • ベビーシッターのかけているベビーシッター保険だけでは、教室設備の不具合による事故のばあいは保障されませんので、学会より、主催者賠償保険のようなものをかけていただきました。
  • 乳児が3人同時に利用する時があったので、人数分のベビーベッド3台を手配しました。直前にちびっこ園でベビーベッドに赤ちゃんを2人寝かせていたことが原因の死亡事故が報道され「お金が少々かかっても、人数分手配してよかったね。」と世話人同士ではなしました。
  • ウレタンマットは学会荷物として保管していただけるということで、今後も活躍してくれると期待しています。安くて質のよいウレタンマットを探して もう1人の世話人の延與さんがつくば中奔走してくれました。
  • レンタル会社はいろいろと候補が挙がったのですが、結局地元の業者で希望日に配達/引き取りをしてくれるところということで、ベビットに決定しました。(他のところは配達と引き取りの曜日がきまっていました。現地校の人は誰もいない---中央大多摩校舎にはそもそも物理学会員がいない---主催校のメンバーもみな後楽園キャンパスからきています--ので、配達/引き取り日について融通がつけられませんでした)
  • シッター数については安全面を考慮し利用者が1人の時間帯でも必ず2人はいるように手配しました。今回は4日間同じシッターさんがきてくださいましたので、利用者も安心できたと思います。