2001年秋季大会(沖縄国際大学)の託児室報告

(素粒子宇宙線会場、9/22-9/25)
●設置概要
  場所:沖縄国際大学
 利用者:2家族3名(8ヶ月、3才、7才)
 利用日:9月23日前日、9月24日午前
 利用シッター会社:アドバンスキッズケアサービス
 派遣シッター数:2名(両日とも)
 託児場所:学会会場内の教室に設営。
            託児室(約50平米に30平米のウレタンマット敷き)
            授乳室(隣)
  設備:電気ポット、ベビーベッド1台および寝具、ビデオデッキ、
        授乳室用の衝立、おもちゃ、紙コップ、飲料水

●支出/収入
 (但し、飲料水など消耗品代は別途)
  支出: シッター会社  54、566円(ベッド、寝具、運搬込み)
  収入: 利用者負担   16,800円
     学会負担    37,766円
 *内訳
      シッター会社支払い  シッター費 1700円×2名×11.5時間=39100円
                          交通費 2500円×2名×2日          5000円
                          消費税                             2456円
                          レンタル料(ベッド、寝具)         3000円
      利用者負担          800円/時間×延べ21時間
今回の問題点

シッター会社選考について。

今回4月に全国ベビーシッター協会加盟の会社(沖縄一社のみ)を選定した。 同社は8月末に固定電話での連絡が不可能になり、かつ協会を退会したことが 判明したので、協会加盟でないが、シッター派遣に実績がある会社を再度選定 した。

協会加盟の会社は、シッターチケット制度等を取り扱え、保育についての一定 基準も満たしているが、加盟には相当の会費等も必要である。大都市圏の会社 にとって会員になるメリットはあるものの、地方で行われる学会において、こ れだけに頼った会社選定は無理があることを痛感した。

また、この件にともない、行政等にも連絡を取ったが、シッター派遣会社、ベ ビールーム運営会社等は無認可であり、その営業実態を把握するべき監督官庁 すらなかった。託児環境を学会側で整えることができる会場設置の託児室は、保 育士を十分に確保することで安全が保てると考えられるが、学会周辺の民営の 託児室の利用については、相当の覚悟が必要と感じた。

託児室世話人:野尻美保子、延与佳子