RedHat Linuxx におけるパッケージ管理は、RPM (RedHat Package Manager) によって行う。 拡張子 .rpm のつくファイルが対応するパッケージである。
> rpm [options] [files]
のように実行する。 Option には次のようなものがある。
まず、RPM ファイルの置いてあるディレクトリに移動し、 root 権限で以下のようにコマンドを入力する。
> rpm -ivh egcs-g77-1.1.2-24.i386.rpm
egcs-g77 ##################################################
(ここでは Fortran compiler g77 をインストールした)
これで、ファイルの展開、インストールが自動的に行われる。
すでにインストールされているパッケージを古いヴァージョンから
アップデートする場合は、-U オプションを付けて、
> rpm -Uvh egcs-g77-1.1.2-24.i386.rpm
のようにする。
インストールのかわりに使用することもできる。
現在インストールされているパッケージは、 -q オプションで 表示させることができる。
> rpm -q egcs-g77
egcs-g77-1.1.2-24
同様に、
> rpm -qa
とすると、すべてのインストールされているパッケージが表示される。
また、例えば RPM ファイルに対して
> rpm -qilp egcs-g77-1.1.2-24.i386.rpm
のようにすれば、このパッケージについての必要な情報が得られるので、 この出力を text file におとしておくと便利である。
/usr/bin/ にある binary ファイルに対してなら、
> rpm -qilf /usr/bin/g77
のようにすればよい。
パッケージの削除は、例えば上でインストールした Fortran compiler の場合、
> rpm -e egcs-g77
あるいは
> rpm -e egcs-g77-1.1.2-24
のように行う。