メンバー紹介

青木雅人(AOKI Masato)

  • 所属
    高エネルギー加速器研究機構
  • 部署
    素粒子原子核研究所
  • 職名
    研究機関講師
  • e-mail
    masato.aoki _at_ kek.jp
  • コメント
    2013年からKEKのATLASグループに所属しています。ATLASミュー粒子トリガー検出器の運転の現場責任者をしています。CERN見学のガイド資格も持っていますので、CERNに来られたときには声をかけてもらえればと思います。

研究紹介

LHC加速器を使った陽子衝突実験ではハドロンを含む背景事象が支配的であり、この中から興味のある信号事象をどれだけ効率よく識別できるかがとても重要です。ミューオンはこれらの背景事象との分離がよく、新物理探索をする上でキーとなる粒子です。TGC (Thin Gap Chamber) はATLASエンドキャップ部のミューオンをトリガーするための検出器であり、日本が責任を持ってオペレーションを担当している検出器の一つです。Run 2では安定して90%の効率でミューオンをトリガーしてきており、2022年から始まるRun 3や将来計画されている高輝度LHCでも効率よくミューオンをトリガーするため、現在開発研究を進めているところです。