Pawを使ったNtuple Higgs データの解析例

08-July-2001 provided by T. Kondo (KEK)


入門者がPAWを使ってHiggs生成のNtupleデータをのぞいてみるためのガイドです。
(1)  X-server を立ち上げ、atl.cc.kek.jpにloginする(やり方はページの最後にある)。

(2) cp -r /dfs/g/atl/atls_ph/kondo/higgs-demo-paw  ./
    ( higgs-demo-paw/ というdirectoryを自分のエリアにコピーする)

(3) コピーしたdirectoryに入ってPAWを起動させる。
    (> paw でdiplay画面がポップするはず)

(4) 以下、pawの中でコマンドを打ってみて下さい。( )内はコメントです。
     
  PAW> exec yi250.kumac     
   ( yi250.kumac の中のコマンドを実行する。いくつかのntuple fileがリンクされる)
      
  PAW> n/lis   
   (ntplデータのdirectoryをチェックする。102(N),101(N),103(N)が表示される)

  PAW> ldir //pawc     
   ( yi250.kumac が定義したヒストグラム(#10から#99)までリストされる)

  PAW> n/loop 102 xx.f(0)
      ( ntuple director 102 に入っているイベント全てにfunction xx.f(0) を実行する)

  PAW> zone 2 2
      (プロットを見やすくするため4つを画面に出す。zone 1 1 がdefault)

  PAW> h/plot 33
      (ヒストグラム#33をプロット、33の代わりに他の番号を入れてください)

  PAW> h/pl 22
      ( h/pl はhist/plotの短縮型)

  PAW> h/op/reset 0
      (全てのヒストグラムの内容をリセットする。PAW> h/plot 33で確認)

  PAW> n/loop 102 xx.f(1)
      (関数 xx.f() の引数に1を入れるとntupleのrun numberを照合して生成断面積と
    モンテカルロイベント数から30/fb でのイベント数に規格化される)

  PAW> h/pl 33

  PAW> exit
以上の練習で得られるプロットはpaw-plot-0.pdf になるはずです。

生イベント数による解析の場合(> n/loop 102 xx.f(0))と、30/fbのルミノシティに規格化した解析の場合(> n/loop 102 xx.f(1))の全てのヒストグラムは、夫々paw-plot.pdfpaw-plot-1.pdfと同じになるはずです。

結果が同じければ、サンプルプログラムが正常に動作した事になります。これからは、あなたの領域にコピーしたプログラムを自分なりに変えてみて、PAWによる解析を自習してください。

サンプルプログラムが動作しないとか、プログラム内容に質問がある場合は、遠慮なく taka.kondo@kek.jp (近藤敬比古 KEK)にメールを送ってください。


X-windowによるatl.cc.kek.jpのアクセス法

your computer> xinit または startx                    (X-serverの立ち上げ)   
your computer> xhost  +atl.cc.kek.jp  (INETにli07.cc.kek.jp,li08.cc.kek.jpが追加される)
your computer> xhost 
your computer> ssh -l 'user-name' atl.cc.kek.jp   (atl.cc.kek.jpにloginする)
atl.cc> setenv DISPLAY 'your-computer':0.0     
   (ssh で "X forwarding" が active の場合は DISPLAY 環境変数の設定は必要ない。
    試しに xterm 等を起動してみて、表示されない場合は DISPLAY 環境変数を設定する。
    "X forwarding" は ssh の暗号化された経路を通るので速度が遅い場合がある。その際は
    DISPLAY 環境変数を設定して暗号化されない経路を通した方が良い。)
atl.cc> xterm &          (これであなたの画面にatl.cc.kek.jpのxterm windowが開くはず)

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