[3-1] まずサンプルプログラムを走らせてみる: > cd K00 | directory K00に入る。 K00> make | コンパイルする。 bin/Linux-g++/exampleK00 という実行ファイルが出来る。 K00> ./bin/Linux-g++/exampleK00 | Geant4を走らせる。色々なメッセージが出る。 exK00(Idle)[/][1]:/control/execute gun.mac |gun.macマクロを実行する。 exK00(Idle)[/][2]:/run/beamOn 5 |5回ビームを入射する。以下の出力が出る。 Edep= 416.532 MeV Edep= 129.686 MeV Edep= 121.788 MeV Edep= 123.617 MeV Edep= 138.065 MeV #events generated= 5 exK00(Idle)[/][3]:/run/beamOn 100 | 100回ビームを入射する exK00(Idle)[/][4]:exit | 終る。 K00> less a.dat | a.datが出来き100 event分のがあることを確認する。 K00> g++ -o mean mean.c | プログラムmean.cをcompileする。 K00> ./mean < a.dat | 平均値を計算する。mean =141.726+-0.374366 などが出る。→→→→→ G4導入コース#4ヘ行く。[3-2] 物質を鉄(Fe)から鉛(Lead)に変える: src/K00DetectorConstruction.cc の中の一行を次の様に変える。 G4LogicalVolume* targetLV= new G4LogicalVolume(targetSolid,Fe ,"TARGET_LV"); → G4LogicalVolume* targetLV= new G4LogicalVolume(targetSolid,Lead,"TARGET_LV"); [3-1]と同じようにmakeして実行して mean =170.009+-0.482771 MeV を得る。
[3-3] いろいろな物質の中のdE/dXを標準単位でシミュレーション計算する: (1) src/K00DetectorConstruction.cc の中の一行を次の様に変える。 static const G4ThreeVector DXYZ_TARGET(1.*m, 1.*m, 0.0881*cm); 理由:鉛の密度は11.35 g/ccなので、厚さを0.0881 cmにすれば1 g/cm2相当厚になる。 (2) ミューオンのエネルギーを変えるには、gun.mac の中の /gun/energy 10.0 GeV の部分を変えれば、好みのエネルギーに変更することができる。 (3) 入射粒子(μ-)のエネルギーとターゲット物質を変えて、1 g/cm2エネルギー損失の表を得る。 統計をよくするため5000回ずつ行ってみる。 energy 0.02 0.05 0.1 0.2 0.5 1.0 3.0 10 100 1000 GeV Lead(t=0.0881cm) 2.682 1.523 1.217 1.105 1.110 1.152 1.209 1.242 1.277 1.267 MeV*g-1cm2 Fe (t=0.127cm) 3.666 2.071 1.615 1.437 1.392 1.403 1.451 1.473 1.475 1.500 MeV*g-1cm2 LiqH2 (t=14.12cm) 13.814 6.074 4.564 4.020 3.820 3.819 3.807 3.822 3.821 3.841 MeV*g-1cm2 mu- 1GeV 1.14961 mu+ 1GeV 1.14559 no-ioniz 1.14484(mu+inonizationを消したのに???) (4) この表をExcelを使って読み込んでグラフにするとdEdX.gifのようになるはず。