Theory Seminar

KEK 素粒子原子核研究所・理論セミナー

TITLE:
Inverse scattering problems in quantum graphs and periphery of Hadamard conjecture
(English/Japanese depend on audience)
SPEAKER:
全 卓樹 (Takusu Zen)
(Laboratory of Physics, Kochi University of Technology)
DATE:
February 22 (Tue.) 17:00-18:00
PLACE:
Kenkyu Honkan 1F, Meeting Room 1

(ABSTRACT)
量子グラフの理論は可解でかつ非自明なな量子論で、量子素子設計への応用も視野に入るため、最近欧州を中心に多くの研究の対象となって来た。本講演では量子グラフの素粒子ともいうべき「スケール不変型n次星形グラフ」の取り上げ、これの逆散乱問題が可解であってエルミートかつユニタリー行列の対角化に帰着することを示し、その物理的帰結を考える。いま散乱確率が外線の交換に対して対称な「等透過グラフ」を考えて、そこで可能な散乱確率の範囲を限定しようとすると、それは「アダマール予想」を一般化した問題を扱うことに相当する。グラフの逆散乱がこの世紀の難問へのアプローチにいかなる示唆を与えるかを論ずる。