施設概要


TRIACの全体図

超電導リニアック タンデム加速器 質量分析装置 荷電増幅器 線形加速器

文字の所にカーソルを当ててください。各装置の詳細解説ページにリンクしています。

短寿命核は原研タンデム加速器 から供給される36-MeV 3-μAの 陽子ビームを厚い標的に照射することで生成されます。質量分析器(ISOL) から一荷 のイオンとして引き出される短寿命核ビームは、 荷電増幅器 に通す ことで多価イオンに変換されます。また短寿命核ビームとは独立に大強度の安 定核ビームが付属のECRイオン源より供給されます。

短寿命核 と安定核ビームはSCRFQとIHと呼ばれる 線形加速器群 によって、核子あたり1.1-MeVにまで加速されます。 1.1-MeVにまで加速されたビームは、二つの実験室に分配されます。一つは、 低エネルギービームコース で、他方は高エネルギービームコースです。後者にはSCRFQ/IHで加速されたビー ムを、更に原研の超電導リニアックに 接続することで、最終的に核子あたり5-8MeVにまで加速されたビームが供給されます。 このエネルギーではクーロン障壁を越えることができ、多彩な原子核反応を 調べることが可能になります。 超電導リニアックとの接続の為に、SCRFQ/IH線形加速器群下流に 二つのリバンチャを製作する予定です。