TRIAC共同利用について
共同利用は、公募による研究課題の申込みを経て、共同利用研究の締結を受け採択された課題を実施することが出来ます。調整委員会及び割付会での検討により割り当てられたマシンタイムが、実験期間として与えられます。また、これらの採択課題の参加者全員に対して高エネルギー加速器研究機構より、実験旅費を支給することが出来ます。
課題申込みから実験実施まで の大まかなスケジュール
1.利用申し込み
TRIACの運転計画や利用条件などを高エネルギー加速器研究機構(以下、機構)外に周知し、次年度の実験課題の応募を受け付けます。
■公募 (平成18年度共同利用の公募は終了しました)
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2.実験課題の審査と採否の決定
実験課題については、機構内外の学識経験者で構成する「TRIAC共同利用実験課題審査委員会」で審査し、実験課題の採否を決定します。その結果に基づき、素核研(素粒子原子核研究所)運営会議の了承を得て、素粒子原子核研究所長がその結果を通知します。採択された実験課題については当該年度の実験利用が可能となります。
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3.共同研究契約の締結
採択された実験課題の種別に基づいて、素核研と原科研(日本原子力研究開発機構・東海研究開発センター・原子力科学研究所)との間に共同研究課題を設定し、契約を締結します。その契約により、各実験課題が実施されます。
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4.実験実施計画書によるマシンタイム調整
採択された実験課題についてタンデム及びTRIAC運転計画毎(年2期)に実験実施計画書を提出していただきます。機構と原科研の各専門家によって構成される「マシンタイム調整委員会」で提出された実験実施計画書について、内容、安全性及び施設側で割付したビームタイムの検討を行います。
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5.マシンタイム割付の決定
タンデム加速器管理課長は、マシンタイム調整委員会の検討結果に基づいて、ユーザーを含む「マシンタイム割付会」を開き、マシンタイムを割付を最終的に決定します。マシンタイム割付会には各実験課題から必ず一人は参加することが望まれます。採択された実験課題については、当該期間中に割当てられたマシンタイムの実験利用が可能となります。
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6.実験旅費の支給
採択された実験課題の実施は機構施設の共同利用として扱いますので、機構外研究者(実験実施計画書に実験責任者及び実験参加者として記載され、機構のユーザー登録されている者)に対して、実験の為の旅費を支給することが出来ます。
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