一次ビームライン(Aライン)

2026/9/16

 

ハドロン一次ビームライン(Aライン)

 ハドロン一次ビームライン(Aライン)は、MR加速器からの遅い取り出しによって取り出された30GeV陽子ビームをハドロンスイッチヤードを経由し、ハドロン実験ホールに輸送するビームラインです。ハドロン実験ホール上流部には、二次粒子生成標的(T1)が設置され、発生する二次粒子を二次ビームラインで輸送し、各種実験に利用します。30GeV陽子ビームは、実験ホール下流に設置されたビームダンプによって安全に停止・吸収されます。一次ビームランはT1標的やビームダンプなどでのビームロスによる大量に発生する放射線を遮蔽するため、鉄やコンクリートの遮蔽体に覆われています。また、T1標的、一次ビームラインやT1標的近傍に設置される二次ビームラインの機器は、耐放射線性能や高線量率下でのメインテナンスのしやすさが求められます。

 

  コイル端末(正面拡大)

(写真) 左:二次粒子生成標的。銅の台座に金が埋め込まれており、上下及びビーム方向に分割されている。銅の台座に冷却水が流されている間接水冷標的で、MRビームパワー115kWまで対応している。右:完全無機絶縁導体(MIC)を用いた電磁石コイル。

 

(図) 20264月4日, 1時間の101kW利用運転を行いました。

 

Ø  ビームライン関連論文

²  Indirectly cooled secondary-particle production target at J-PARC Hadron Experimental Facility, Phys.Rev.Accel.Beams 25 (2022) 6, 063001

²  Primary proton beam line at the J-PARC hadron experimental facility, PTEP 2012 (2012) 02B008

Ø プレスリリース・トピックス

²  MRからハドロン実験施設への遅い取り出しで101 kWの利用運転を達成 (2026/8/25)

²  J-PARC加速器、遅い取り出し運転でビーム強度世界記録を達成「超原子核」の精密測定など素粒子原子核研究の強力な原動力に  (J-PARC加速器)(2025/9/11)

²  JーPARC MRでの加速とハドロン実験施設への入射に成功  (2009/1/28

 

ハドロンビームライングループ

 二次粒子生成標的、ビームライン機器などの開発やビームライン建設、ビーム運転などハドロン実験施設の運用を中心となって担っているグループです。

Ø  論文リスト

Ø  学位論文

²  修士 1