ネットワークに関しては、特に建設期のネットワークと運用期のネットワークを 区別しているわけではなくシームレスな連続を考えているが、2006年度の本 格導入後を運用期ネットワーク、それまでの暫定措置を建設期ネットワークと呼 ぶことにする。運用期、建設期を問わず、J-PARCの基幹ネットワークをJLANと呼 ぶ。JLANは、J-PARCの2つのサイト(東海サイトとつくばサイト)を透過的にカ バーし、J-PARCに携わるKEK職員と原研職員が円滑に共同作業できるための環境 であり、関係者がどちらのサイトに居る場合でも効率的に作業できるための環境 である。JLANは、また、J-PARCの運用期においては、J-PARCでの各種実験に参加 する国内外の研究者がJ-PARCの各種資源にアクセスするためにも利用される。