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Last update: 2003/2/3

この原稿は MS Word で作成しました。通常は HTML 化を Word で行なっていますが、今回は TurboLinux Workstation 8 上で StarOffice を使って Word 文書を読み込んで HTML 化してみました。

従来は Word を使って HTML 化して、その後エディタで編集しています。 目次、レファレンス、脚注、章番号等の番号付けは不備が多いので、修正が必要です。表の整形も多くの場合必要です。何よりも Netscape で正しく表示されない個所の修正が重要です。 効率的に編集するために、まず不要なタグを削除して、できるだけ文字列の一括変更により修正します。不要なタグ削除作業は、細かく入っている Word の font 情報の削除から始まります。この削除の結果 Linux や Netscape で表示した時には読みにくいという問題の解決にもなります。

この編集作業を可能にするために、 HTML 化には Word98 を使っていました。Word2000 で HTML 化すると、1つのタグが2行に分割されるので、エディタでの編集が困難です。 Word98の変換では脚注が無視されるという不備があり、Word2000の変換ではサポートされていますが、肝心のエディタ編集が困難なので使えません。

StarOffice での HTML 化は以下の通りでした。

エディタでの編集
タグが2行に分割されないので、文字列の一括変更が容易だった。
章番号
目次
作成されなかったので、変換文書を手作業で加工して作成した。
レファレンス
参照個所には、参照番号と参照先へのリンクでなく、参照される内容そのものが書かれてしまったので、修正した。
これは元の Word 文書での参照方法が適切でなかったのかも知れない。
脚注
ほぼ満足できるように作成された。
番号付けの上付き数字が ....1 ..と2重に「上付き」されたので、修正した。
Word2000(9.0.2812) での HTML 化は以下の通りでした。
エディタでの編集
パラメータが多く長いタグが数多く、それが2行に分割されるので、文字列の一括変更が困難。
章番号
li タグを使わないので、間違いは起こっていない。
目次
作成されるが、本文へのリンクはないのが不満。手作業で直している。
レファレンス
参照個所から、参照先へのリンクがないのが不満。手作業で直している。
脚注
参照個所から、参照先へのリンクは満足できる状態。しかし参照個所での表現方法が「上付き」でなく、[1] という表現なので、レファレンスを [1] と記述しているのと区別できなくなる。手作業で直している。