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「学会保育を考える会」第2回インフォーマルミーティング報告

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プログラム (司会 望月優子)

  1. 今回までの経緯(野尻美保子)
  2. 今回の世話人報告 
    • 保育体制について(筑本知子)
    • 託児室の運用方法、問題点(延與佳子) 
  3. 今回の学会・開催校・世話人の役割分担
  4. 今後の体制


  1. 今回までの経緯

  2.  
  3. 今回の世話人報告

  4.  
    1. 今回の中央大学託児室世話人の筑本知子氏より、託児室の設備、シッター会社選定、費用、利用者数についての報告がありました。今回以降、託児室で利用するために走って転んでも安全なウレタンマット20畳分(約40,000円)を物理学会で購入していただいたこと、乳児1人あたり1台となるよう安全性に留意して、ベビーベッドを3台レンタルしたこと、利用申込みが8家族12人で、時間当たり600円の負担をしていただいたとの報告がありました。

    2.  
    3. 同じく世話人の延與佳子氏より、世話人が直接携わった初めての託児室である今回の託児室について、1)実行委員(開催大学)、 2)学会事務局、3)託児室世話人の3者の役割分担についての説明がありました。託児室世話人の負担は通常の研究会世話人に比べても決して大きくないこと、今回の中央大学託児室では安全面にさらに配慮し、新潟託児室で実現していた点+ベビーベッド、ウレタンマット+保険(シッター会社によるものに加えて物理学会が掛けたもの)という体制をとったことについて報告がありました。今後の課題としては、運用の合理化/マニュアル化で担当者の負担をさらに軽減させることがあげられました。

    4.  
  5. 今回の学会・開催校・世話人の役割分担

  6.  
  7. 今後の体制
      次回以降の託児室世話人は次のように決定しました。
        2001年秋の分科会
        ・物性(徳島)    筑本、野村
        ・素、宇(沖縄)  野尻、延與(準備世話人)、河内(当日当番&広報)
        ・原子核(ハワイ)会場ホテル内託児施設の利用を検討、情報提供:組織委員会
        2002年春の年会(立命館大草津キャンパス)  野尻、もう一名は未定


    [討論、コメント、他]
     

    質問、コメント
    答え
    シッター会社&リース会社->世話人->開催大学&学会事務局 の伝達経路を短くするために、学会御用達のシッター会社、リース会社を決めたほうが良いのではないか? 全国配送可能なリース会社もあると思うので、有志の会が宿題として調べる。
    今回は乳児のためにベビーベッドをリースしたが、もっと乳児が増えたら、リース費用がかさむのではないか? 乳児の数が多くなれば2部屋にして乳児室を作るのでベッドのリースが不要になり、費用は安くなる。
    世話人が当日学会に参加できないことがわかっている場合、準備世話人と当日世話人とを分けることができるか? できる。
    次回の分離開催で、子ども1人の会場があると費用が高くなるのでは? 安全のため、子供1人でもシッター2人が原則であるが、託児ルーム利用や、託児室設置を見送ることも考えるべきである。
    世話人は必要なのか? 新潟大学では開催校の協力により世話人なしで託児室が設置されたが、中央大学のように開催キャンパスに物理学会員がほとんどいない場合は世話人なしでは不可能である。現時点では世話人なしにはできない。
    世話人の仕事があまりに大変で、なり手がいなくなると困る。継続してできる体制が必要である。
    防犯の観点から、子どもの引取り証のようなものが必要であろう。
    次回の徳島の分科会では、2つの会場キャンパスが離れており、 これまでと異なる困難が予想される。託児室の設置形態について冷静に判断をしてほしい。

     

    [インフォーマルミーティング参加者リスト] (順不同、敬称略)
     

    田口善弘、水野清、大内伊助、梅津理恵、小出美知 、香取浩子、桑原雅子、八木江里、井口てる子、勝木渥、岩崎愛一、仲間隆男
    学会事務局: 清田勇毅
    担当理事: 宮下精二
    有志グループメンバー: 筑本知子、野尻美保子、松尾由賀利、延與佳子、 肥山詠美子、延與秀人、河内明子、望月優子、野村和泉

     
     
     
      中央大学でのIMにご参加いただいた皆様、また昨年の新潟大学IMにご参加いただいた皆様、アンケートにご返答下さった皆様、ご協力ありがとうございました。今後さらに実行委員(開催大学)、学会事務局、託児室世話人という3者の役割分担を整理するとともに、1-2年かけて託児室設置のためのマニュアルを整備し、誰でもできる託児室作りを目指します。また引き続き、「託児室分科」の世話人2人が物理学会の承認を得て、通常の分科の世話人と同様に入れ子体制で学会開催毎の任にあたります。
      有志の会ではマニュアル作りを始め、シッター会社に関する情報提供など世話人のサポートを行っていきますが、年に1度は分離開催になる物理学会特有の事情もあり、現在の有志の会メンバーだけでは世話人候補者の人数がすぐに足りなくなると思われます。多くの方々が世話人候補に名乗りを上げてくださることを心よりお待ち申し上げます。世話人をやっても良いとお考えの方は是非hoiku@riken.go.jpまでご連絡をいただければと思います。なお、学会託児室が軌道に乗るまでの3年間は年次大会に際し、毎回インフォーマルミーティングを開く予定です。今後ともご支援をどうかよろしくお願い申し上げます。

          物理学会期間中の保育室設置を考える有志の会一同
          http://www-nh.scphys.kyoto-u.ac.jp/JPSchildcare
                  (ホームページにて秋の分科会の託児室情報を随時更新中です)