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私はつくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)で「超弦理論」を研究しています。

科学を志す高校生、大学生、あるいは大学院生が「弦理論」に興味をもつとき、それは今現在存在する理論の枠組みを超えて、たとえば宇宙の始まりを記述するもの、あるいは素粒子がなぜ三世代なのかを説明してくれる「すごい」ものとして、彼らの中では漠然と捉えられています。あるいはまた、素粒子理論において標準模型を超えたモデルが提案されるとき、そこに置かれる暫定的な仮定は 、背後にある UV (=より高いエネルギースケールの)理論のダイナミクスが説明してくれるはずのもの、という期待がしばしば表明されます。しかし、我が国の弦理論研究の大きな流れは、現在そのような憧れや期待に答えようとするものではありません。

私は「素粒子理論としての弦理論」をめざして、日夜研究に没頭しています!

溝口俊弥(みぞぐちしゅんや)IMG_0913