BL─3A: 六軸X線回折計+磁場中二軸X線回折計


ビームライン概要

本ステーションは、精密X線回折・散乱実験を行う専用ステーションである。 Beamline
装置:大型四軸回折計(HUBER 5020型),大型2軸回折計+8T超伝導マグネット
回折計制御ソフトとしてSPECを利用,BL-4Cと共通。

主なアクティビティ
  • 物性と関連する長周期構造の観測
  • 3d電子系,4f電子系の共鳴X線散乱
  • 表面回折
  • 磁場中X線回折実験


  • アンジュレータ,モノクロメータ,回折計,温調装置を同一のPCから制御することで, ビームラインの性能を充分に生かした物性研究が可能。

    性能

    光学系光源(Short Gap Undulator) +ワイヤーモニター+四象限スリット(bslit1)
    +モノクロメーター+四象限スリット(bslit2) +ミラー(各コンポーネントの間に蛍光板モニター)
    エネルギー領域2.5GeV運転時 5keV-14keV
    3GeV運転時 3rd harm.: 5.6keV-8keV, 5th harm.:9.36keV-13keV
    エネルギー分解能ΔE/E = 2 × 10-4(?)
    フォトンフラックス >10^12 photons/s
     概ねベンディングマグネットの20倍
    ビームサイズvertical 0.4 mm × horizontal 0.6 mm

    モノクロメーターSi (111) x2
    MirrorTroidal mirror

    偏光制御

    左右円偏光,80%程度の偏光度の直線偏光を, ベンディングマグネットのビームライン程度の強度で生成可能

    装置詳細

    10K冷凍機,1000K電気炉,100K窒素吹き付け装置,偏光解析装置が利用可能。
    検出器として、シリコンドリフト型検出器、2次元X線検出器(Timepix)を用意

    高エネルギー加速器研究機構
    放射光実験施設
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    hironori.nakao(at)kek.jp