第二回「停止・低速不安定核ビームを用いた核分光研究」研究会


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お知らせ

日本国内における停止・低速不安定核ビームを用いた核分光研究分野の興隆を 目指して、関連研究者の活動を有機的にネットワーク化し、将来の核分光研究 の展望を議論する機会を定期的に持ちたいと考えて、「停止・低速不安定核ビー ムを用いた核分光研究」研究会を発起しました。具体的には、個人の所属先・ 施設としての成果の定期的な報告を踏まえて、その枠を超えた共同研究・研究 ネットワークを促進するために、継続的な小規模研究会を実施することにしま した。その発起会として第1回目の研究会が平成17年9月6日に理化学研究 所で開かれました。今回はその2回目として、以下の通りに開催しますので、 奮ってご参加下さい。

世話人
久保野 茂(東大CNS)、和田 道治(理研)、上野 秀樹(理研)、 長 明彦(JAEA)、鄭 淳讃(KEK)



日時、場所
平成18年3月7日13:00〜3月8日 17:00
日本原子力研究開発機構 東海研究開発センター(旧原研東海研)
第一研究棟(1階) 第5会議室


プログラム
3月7日-------------------------------------
  座長:久保野 茂(東大CNS)
13:00 挨拶 宮武 宇也(KEK)
13:10 理研低速ビーム施設(SLOWRI)開発の現状和田 道治(理研)
13:35 トラップされた不安定Be同位体のアイソトープシフト測定中村 貴志(理研)
14:00 仙台におけるサイクロトロンとRFIGISOLの現状涌井 崇志、宮下 裕二(東北大)
14:25 Tokai−ISOL用ウラン標的イオン源の開発長 明彦(JAEA)
14:50 KUR-ISOLの現状とRIKEN-RALにおけるミュオン実験の状況谷口 秋洋(京大原子炉)
15:15 coffee brake
  座長:上野 秀樹(理研)
15:40  SCRIT法による不安定核・電子散乱実験 須田 利美(理研)
16:05  ガス中で停止させた原子のレーザー分光 飯村 秀紀(JAEA)
16:30  Tokai-ISOLイオントラップと実験計画石井 哲郎(JAEA)
16:55  多重反射飛行時間質量分析器の現状石田 佳久(理研)
17:20  新潟大の低温偏極実験 大坪 隆(新潟大)
18:30 懇親会 (阿漕グラブ)
3月8日-------------------------------------
  座長:篠塚 勉(東北大CYRIC)
09:00  停止・低速 RIB を用いた核モーメント測定上野 秀樹(理研)
09:25  超流動ヘリウム中での二重共鳴法による核モーメント測定 古川 武(阪大)
09:50  RCNP、RIBFでの磁気モーメント測定 松多 健策(阪大理)
10:15  Beta Decay experiments using stopped RI 村田 次郎 (立教大理)
10:40 coffee brake
  座長:長 明彦 (JAEA)
11:00  低エネルギー不安定核ビーム分離装置CRIBの現状山口 英斉(東大CNS)
11:25  ISOLを用いた全吸収検出器によるQβ 測定 林 裕晃 (名大)
11:50  短寿命核の半減期測定装置開発 西村 俊二(理研)
12:15-13:15昼食
13:15-14:45タンデム&TRIAC見学
  座長:宮武 宇也(KEK)
14:45  軽い中性子過剰核領域での(α ,n)天体核反応率の直接測定 石山 博恒 (KEK)
15:10  8Li(d, t), (d, p) , (d, α)反応断面積の直接測定 橋本 尚志(JAEA)
15:35  軽い不安定核の共鳴弾性散乱 寺西 高(九大)
16:00  TRIACにおけるクーロン励起実験 小泉 光生(JAEA)
16:25  核スピン偏極した132Sn近傍核のベータ崩壊を用いた核分光 平山 賀一(KEK)
16:50 coffee brake
17:00 自由討論  座長:和田 道治(理研)
(研究会のこれからの展開などについて)