研究プロジェクト:量子力学の基礎と量子情報
1. 研究目的
- 量子力学の基礎に関して、量子情報の観点を導入して新しい展開を図るとともに、素粒子、原子核、宇宙、物性物理など広く物理学分野への適用可能性を探る。特に非局所量子相関、物理量の実在性、量子化、量子重力理論の整合性などが研究のテーマ。
- 新たな量子物理量としての「弱値(Weak Value)」の物理的意義と、その基盤を成す擬確率概念の解明を行う。またこれに伴い、「弱測定(Weak Measurement)」を用いた重力波検出など、種々の物理現象における精密測定への応用を図る。
2. 研究体制
- 筒井 泉(素核研・理論センター:プロジェクト代表者)
- 磯 暁(素核研・理論センター)
- 熊野俊三(素核研・理論センター)
その他、大学院生5名(東大4名、総研大1名)
3. 研究会活動 (平成27年12月〜)
Last updated: December 2016