院生の生活



研究生活



 つくばに住む

 学際理学講座に進学した学生、または進学を希望する学生にとってまず気になる事項として、つくばに移住する必要はあるのか?あるとすればいつ移住すればいいのか?という疑問が挙げられます。

 結論から言うと、ほぼ全ての学生はいずれつくばや東海、和光などに移住することになるでしょう。
ただし、完全に引っ越してくる時期は研究室や個人によって異なります。
実験の学生については、修士の間は必要なとき(実験を行うとき等)に東京から実験施設のある場所にやってくる形をとり、博士に進学した際に本格的に引っ越してくるケースが多いようです。
ただし、研究室によってはKEKではなく海外の施設での実験に参加することになるところもあるようですので、気になる場合は実際に自分が進学を希望する研究室に連絡を取って詳細を確認したほうが良いでしょう。
これに対し、理論の学生はM2に進学した際につくばに移住する形が一般的です。


 単位の取得

 東京大学では大学院生が卒業するのために、いくつかの単位を取得することが必要となります。 平成27年度現在、修士課程修了には選択科目10単位+「研究倫理」0.5単位(未履修の場合)、博士課程修了には新たな選択科目2単位(修士課程在籍時の超過単位数の移行が可能)+「研究倫理」0.5単位(未履修の場合)となっています。

 学際理学講座の学生ももちろんこの単位を取得しなければなりませんが、その一方でKEKに通う必要もあるため、他の学生より短い期間で単位を取得する必要があります。

大まかに言って、実験の学生はM1の夏学期の間に、理論の学生はM1の一年間で全単位を取得するケースが一般的なようです。

 ただしこの期間外でも、単位を取得することが出来ないわけでありません。
実験の学生は修士の間は東京に住んでいるわけですし、つくばに引っ越してきた後でも、集中講義などを利用すれば単位取得自体は可能でしょう。
しかし上で述べた期間を過ぎると、様々な仕事や課題をこなす必要が出てきますので、なるべく各研究室に設けられた単位取得期間中に全単位を集めることをお勧めします。
  


 研究活動

 学際理学に進学した学生はどのような研究活動を行うことになるのでしょうか?
基本的には大学の研究室と変らないと思いますが、実験系と理論系にわけてごく簡単に紹介します。

(実験)
 実験に本格的に参加するようになると実験中心の研究生活になるでしょう。
 自分達の測定器が稼動中の時は、ほぼ毎日研究室にやってきて測定や解析を行います。
 稼動時以外にはシフト等で特に拘束されることはありませんが、その間も測定して得られたデータを解析したり、次に行う測定の準備等を行います。また、場合によっては他のグループの実験にボランティアで参加することもあります。
 このようにして得られた実験結果は研究会、春秋の学会の際にまとめて発表することになります。

(理論)
 普段は、指導教官のアドバイスに基づいて各種テキスト、論文を読んで勉強したり、研究室のセミナーに出席して最新の知識を修得し、さらに共同研究に参加してアイディアを出す、計算を行うなどの活動を行うことになるでしょう。
研究室によっては定期的にゼミを行う場合もあります。
また、理論グループで定期的に行われている文献紹介に参加する人もいます。
 拘束時間に関しては、それほど厳しくなく比較的自由であるといえるでしょう。
 これらの過程で得られた結果を、学会、研究会等でまとめて発表するのは実験系の場合と同じです。
  


 他研究者との交流

 KEK内には実験・理論ともに、スタッフをはじめ、ポスドク、学生などたくさんの研究者が滞在しています。
さらにKEKには、他大学、他研究機関からも様々な形で多くの研究者が来訪します。

 またこれに加え、実験系の研究室では、他大学との共同研究・他グループの実験への参加等を通して、研究室を超えた交流を持つことができるでしょう。

 理論系ではそのような他のグループとの交流は少ないかもしれませんが、その代わり定期的に行われるセミナーなどで、多くの研究者が来訪します。

 これらの研究者と実験、議論等を通して交流を持てることは、将来有用な研究者となるためにも、非常に有益な経験になることでしょう。





日常生活



 住み心地

 東京からつくばに移住する人にとって、つくばの住み心地は気になるところだと思います。
確かに交通機関も行き渡り、必要なものはすぐ近場で手に入れることが出来る東京が大変住みやすいのは事実です。

しかし、つくばエクスプレスの開通により、つくば-秋葉原間が45〜57分でつなが り、従来より格段に都心へのアクセスが良くなりました。
 また、住めばなんとかというように、いったん馴染んでしまえば、つくばの住み心地も決して悪くないというのが多くの人たちの意見です。
つくばエクスプレスの開通にともない、中心街をはじめ、市内に様々なお店が増えてきており、これからますます暮らしやすくなると思われます。
 一方、一歩街を出れば田園地帯が広がり、筑波山、霞ヶ浦なども比較的近くにあって、自然環境にはたいへん恵まれています。

 では、他の街、特に東京と比べて、つくばでの生活にはどのような特徴があるのでしょうか?
以下いくつかの項目に分けて簡単に紹介してみましょう。
 


 交通事情

 つくば市内の交通事情は、他の街に比べて少し特殊な面があります。
というのは、街全体が基本的に車を利用することを前提に作られている感があり、広い市内に各種店舗・施設が点在しているため、車の有無で住み心地がかわってくるという側面があります。
 市内にバスは走っていますが、市民のほとんどの人が自分の車を使うためか、利用者は少なく一日の本数もそれほど多くありません。
そのため交通面での不便さをバスで補うのは少し難しいかもしれません。

 とはいえ、車が無くても生活すること自体はもちろん可能です。どんな場所に住むにせよ、歩いていける距離に最低でも2,3店舗はコンビニがあるでしょうし、KEKにも自転車等を利用して問題なく生活してる人は何人もいます。
 しかしやはり車があったほうが住みやすさが増すことは事実ですので、つくばに移住する際は車の購入を検討することをお奨めします。
安いものならば、10万円もあれば購入可能ですし、運がよければ、KEKを出て行く人などが置いていく車を安く手に入れることも出来るでしょう。
またそのような交通事情のため、駐車場も比較的安く(3〜5千円程度でしょうか・・)借りられるところがほとんどだと思います。

 


 賃貸住宅環境

 つくば市の家賃は、都内に較べると安価ですが他の地方に比べて少し高めのようです。
もちろん借りる部屋の条件にもよりますが、一人暮らしですと大体3〜6万円程度が相場のようです。

 借りる部屋の場所に関しては、当然ですが車の有無によって選択肢の数が左右されることになります。
 様々な便利さで言えば、街の中心地に近い方がいいのはもちろんですが、KEKは中心地から少し離れたところにあるので、徒歩で生活する場合、中心地付近で部屋を借りることは現実的ではありません。
なかには中心地付近に住んで、自転車でKEKまで通う人もいますが、毎日となると大変かもしれません。
 ただ、KEKに徒歩で通える場所にも多くの物件があり、その近辺にはスーパー、コンビニ等も存在するため、KEK付近で部屋を借りても十分快適な生活を送ることは可能でしょう。
 


 食事情

 食事に関しては、当然ですが自炊派の人と外食派の人とで事情が異なります。

 自炊する人に関しては、市内の各地域にスーパーがいくつか点在していますので、それを利用すれば問題ないでしょう。
ただししこの場合も、車が無い場合は、なるべくスーパーの近くで部屋を借りることが必要かもしれません。

 外食する場合は、市内の定食屋やレストラン等を利用することになります。
つくばには筑波大の学生が多いため、学生向けのお店がたくさんありますし、それ以外にもファミレス等、普通のお店も多く存在します。
 ただ、これらのお店は市内に散らばるように存在するため、車があった方が利用しやすいかもしれません。
車が無い人は、自力で行けるお店に通ったり、車を持っている人に一緒に連れて行ってもらうということが多いようです。

 これらの他に、KEK内には食堂が存在しますので、これを利用する人もたくさんいます。
 



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