高度放射線医療のためのシミュレーション基盤の開発


研究代表者 高エネルギー加速器研究機構 計算科学センター 教授 佐々木 節
   
 
   
   「高度放射線医療のためのシミュレーション基盤の開発」 成果発表会報告書
 
   
  放射線医療を適正に、また効率よく行うために、人体に対する放射線の影響をシミュレーションにより事前に
知ることが求められています。本研究では、放射線医療で今後重要となる陽子線や重粒子線まで含めた放
射線医療シミュレータの開発を行います。この研究成果のソフトウェアは、特定の治療装置や既存のコードに
に依存しないため、複数の放射線治療装置にして事前に精密な検証が可能となり放射線治療の最適化を行
うことができ、放射線医療の発展に貢献できるものと期待されています。
   

Development of Software Framework for Simulation in Radiotherapy (PDF)

       
 
   
      総括グループ
  Geant4と本研究の成果となるソフトウェアのインターフェースを実現する
    重粒子コード検証グループ
  重粒子反応を扱う放射線コードの検証等をおこなう
    粒子線治療モデリンググループ
  放射線医療のシミュレーションに必要な、人体・医療機器のモデリングを実現する
    GRID研究グループ
  シミュレーションの並列化およびGRID対応をおこなう