新設されるJ-PARCの認証システムとして、新しい技術を用いた一貫した高いセキュ リティーと利便性をユーザーに提供するため、本年度J-PARC情報検討ワーキング グループの下に「認証システムグループ」を設置し、技術的検討を開始した。 2004年12月に、現状技術の検討のために、J-PARCで必要な認証機能ユースケース と各機能の仕様を策定し、必要な予算及び設置スペースなどの算定を行った。
2005年度には、検討した技術に基づき、評価用のプロトタイプを作成し、この上 で必要機能のR&Dを行う。この結果を基にして、より詳細な概念設計を行い、 2006年度にはJ-PARC認証システムの設計及び製作を行う。それ以降、製作物の動 作検証と評価を行い、必要に応じて改良を行うと共に、限定的なユーザーに対し 運用を開始した後、J-PARCが本格的に供用開始される2009年度に一般ユーザーに 対し運用を行う。