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これまでの経緯

2001年2月「J-PARCに於ける計算機ネットワーク環境ワーキングループ」を本機 構・計算科学センター(CRC)と、原研・計算科学技術推進センター(CCSE)で構成 し、J-PARCにおける将来的に予想されるネットワーク・計算機環境について議論 を開始した。 J-PARC 建設のためには、加速器設計及びビームラインのシールド のための大量のシミュレーション計算が必要である。また、建設期において、地 理的に離れた両機関を有機的に連結し、J-PARC建設の活動を支えるためのネット ワーク環境の整備が必須であるため、この整備実務を行うために2001年4月より、 J-PARC計画調整グループの下に「計算機ネットワークワーキンググループ」を組 織し、より具体的な検討を行った。2002年9月に、原研、KEKで建設期の J-PARC ネットワーク構築について合意され、同10月より運用を開始した。運用を開始 するにあたり、「JLAN運用実務者連絡会議」をCRC、CCSE及び運用サポート業者 で組織した。

一方、J-PARC が完成し供用が開始した暁には、実験を遂行するための計算機ネッ トワーク環境が必要となる。必要な情報システム資源を設計し見積るために、 2003年10月に、J-PARC計画調整グループの下に、CCSE、CRC及びJ-PARC各グルー プのメンバーからなる「設計検討作業タスクフォース」を組織しJ-PARC各グルー プからの将来の詳細な計算資源需を聴取し、これをもとにJ-PARC 情報システム の仕様を作成し、必要予算の算定を行った。 2004年4月に「設計検討作業タス クフォース」を発展的に解消し、J-PARCディレクターの下に独立して「情報検討 ワーキンググループ」を組織した。この組織の下に、「JLAN運用実務者連絡会議」 も再統合し、J-PARCの基幹部分についてネットワーク計算機資源について責任を 持つグループとして活動している。この情報検討ワーキンググループは、JLAN実 務者連絡会議に加えて「事務局」、「基幹ネットワーク」、「認証システム」、 「実験系データベース」、「業務系データベース」の各サブグループを持ち、そ れぞれにおいて各分野の具体的な活動を進めている。



Subsections

Computing Research Center, 2005