cds agen daはCERNで開催される打合せ、研究会、ワークショップなどの資料や議 事録を1箇所に集中管理して、必要なときに検索し再利用することを容易にする ことを目的として開発されたシステムである。CERN関係者の全てが、単一のドキュ メントサーバに文書が蓄えることによって、それが実現できる。
国際的な共同利用の研究所という性格から、外部からのアクセスに対して公開を 原則としている。一般公開できない文書の保護のためには、パスワードによる保 護とドメインによる保護の機能がある。前者は文書ごとあるいは保管庫(UNIXで いうディレクトリ、Windowsでいうホールダ、cds agen daでは category)単位に設 定できる。後者はシステムで単一の設定となる。
研究会やワークショップでは、世話人がagen da を登録し、そこに講演者が自分 自身で資料を登録してゆく使い方ができる。講演前に登録して、それを用いて講 演することもできるし、講演後に登録して参加者に公開することもできる。
打合せでは、単に開催の連絡を主目的とする使い方や、その打合せの資料や議事 録をまとめておく使い方ができる。